スティックの押し込みを頻繁に使用するゲームでは、押し込みはよく壊れる部分になります。
その修理方法は、具体的な症状によって変わりますので症状別に修理の方法を解説していきます。
L3/R3押し込み不具合の症状と対策
大体の症状は下記の2つくらいになるとおもいます。
- 押した感触は普通だけど、反応が悪い
- 反応はするけど、押し込みが固い
押し込みの反応が悪い場合の対策
L3/R3を押したときに反応が悪かったり、長押し中に途切れたりする場合は接点復活剤をスイッチ部吹きかければ直る場合があります。
まずはスティックが見えるところまで分解しましょう。やり方がわからない場合は下記の記事を参考にしてください。
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今回は電源がつかないジャンク基盤があったので、これを例に解説していきます。JDM-055の新型の一部のロットにはオレンジのアナログスティックモジュールが使われていますが、その個体ですね。
緑色のアナログスティックのコントローラーが多いですが修理方法は変わりません。
下の画像の箇所に押し込みのスイッチがあるので、そこに接点復活剤を吹きかけます。
接点復活剤の量としては1~2滴ほどで構いません。中に少し染み込むぐらい吹きかけます。
あとは接点復活剤をなじませるために数十回スティックを押してください。そのあとは乾燥のために最低でも3時間は乾かしましょう。
これで直らなかった場合はハードル高めなアナログスティックの交換になります。
反応するけど押し込みが固い場合の対策
物理的に硬くて押しにくい場合はスティック駆動部品の劣化や摩耗で硬くなっているため、アナログスティック交換のはんだづけ作業が必要になってきます。
道具と部品と技術が必要になってくるので、素人だとハードルはかなり高めです。
5回ほど交換したことがありますが、結構気の使う作業です(なれたら簡単ですが)。
はんだごても取り扱いを間違えると危険な道具で、表面温度は200度以上まで達します。初めて使うという方は十分に注意してください。