スティックが上下や左右に勝手に動いてしまう場合の修理方法を説明していきます。
あくまでこの作業は自己責任で行ってください。分解の際に生じた不具合に関して、こちらでは一切の責任を負いません
ちなみにL3/R3の押し込みボタンの修理に関してはこちらの記事で修理方法を書いています。
不具合箇所を特定する
まずはスマホアプリなどを使って動作確認しましょう。やり方がわからない人は下記の記事を参考にしてください。
私はiPadを持っていますので、GPcheckerというアプリで動作を確認します。
GPcheckerで動作確認をした動画ですが、Lスティックの数値が少し震えています。
このように数値が震えている状態だと、Lスティックで歩いたり走ったりするゲームの場合に動きが遅かったり、途中で止まったりすることがあります。
もしFPSをやっている場合、この症状がRスティックに出ている場合はエイムが合わなかったりする原因になります。
コントローラーを分解する
まずはこのような基盤が見えるまで分解をしていきます。
分解のやり方はこちらを参考にしてください。
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スティック部を分解・清掃
今回使用する道具
スティック修理に必要なモノ
- 接点復活材
- 精密マイナスドライバー
- ピンセット
- 綿棒
スティックの修理を開始!
精密ドライバーをつかってスティックのポテンショメーターをこじ開けて分解します。
続いて下の画像のように中にある白いものをピンセットを使用して押し出し、取り外します。
このパーツはすごく大切なパーツになので落としたり、金属の部分を曲げないように注意しましょう。
これが取り外せたら接点復活剤の出番です。
接点復活材は直接吹きかけず、綿棒に染み込ませて使用します。
接点復活材を直接吹きかけるやり方は、センサー内部に接点復活材が残ってしまうためお勧めできません。内部に残ると誤動作の原因や電源がつかないなどの不具合が起こる可能性があります。
綿棒に接点復活材を染みこませます。
接点復活剤を染み込ませた綿棒で下の画像の箇所に接点復活材を塗っていきます。塗っていくというより掃除する感じですね。
つけすぎはあまり良くないので表面が少し光る程度で大丈夫です。
ココがポイント
白いプラスチックの金属部分と黒い輪っかの部分が接触して、スティックの動きを拾っているのでここの接触不良を直せばほとんどのコントローラーは簡単に治せます。
あとは元通りに組み立てたら終わりです!
動作確認!
では、Lスティックがちゃんと治ったのか確認しましょう!
どうでしょうか?
かなり動きが滑らかになりましたよね。
コントローラーって意外と簡単な構造になっているので、壊れてもいいコントローラーがあれば修理にチャレンジすることをお勧めします。